■学生たちのコメント
〇応用演習の最終発表会からブラッシュアップした部分について教えてください。
―最終発表会は、各チーム15分という限られた時間での発表でしたが、今回のプレゼンでは動画を3本増やし、各項目についてより詳細な内容まで準備をしました。アーバンデザインカイギで発表することが決定してから、改めて柏市役所に足を運び、都市整備部中心市街地整備課の担当者からアドバイスをいただき、資料や模型をアップデートしていきました。また、今回のプレゼンでは建築の知識を持っていない方々もいらっしゃるということもあり、ビジュアルでどれだけ分かりやすく伝えられるかといった点も意識しました。
〇環境システム応用演習の授業を通して苦労したことを教えてください。
―建築設計では、製作途中の段階では模型の細部まではっきりと分からないため、進捗が掴みにくく不安を感じることもありました。また、都市計画では、バスやタクシー、乗用車、歩行者の適切な交通動線を確保すべく、何度も検討を重ねました。工事フェーズを考える際には、建物の建て替えだけでなく、そこで働く人やお金の流れ、人の流れを考慮しつつ、現実性のある期間に収めることに苦労しました。
〇応用演習の授業を通して身についた力を教えてください。
―模型製作のスキルやプレゼン能力など技術的な部分はもちろんですが、なじみのない街や異なる世代の人たちの考えに触れることで、広い視野を身につけることができました。また、普段は異なる専門分野について学ぶ者同士、ディスカッションをしながらグループ作業を進める過程で、自身では思いつかないようなアイデアや視点を知ることができ、とても刺激になりました。応用演習の授業を通して、一人の活動では決して得ることのできないような成果や学びがたくさんあったことを実感しています。